2015.8 初めてのSUP(マレーシア)
俺は当時会社の駐在員でマレーシアのクアラルンプールに単身赴任していた。
Ipoh(イポー)にあるGopeng(ゴペン)という村にKampar River(カンパー川)という川があり、ラフティングが盛んであった。細い川で雨が降るとすぐ濁流になり増水した。そこに現地のラフティング会社が7社程あり、毎週末その川へカヤックをしにいっていた。
ある時、日本の友人がSUPの会社を立ち上げたことを聞き、マレーシアでSUPができないものかと探していたところ、ネットでレンタルショップを1社見つけ予約した。クアラルンプールから車で30分程の湖のほとりにあるショップだった。ボードはSTARBOARDというタイで生産しているメーカーのものだった。パドルはシングルパドルで長さは2m程。最初は水の上に立つのが初めてで安定させるコツを掴むのに時間がかかった。パドリングしていると安定する。何度も水に落ちた。意外と早く進む。まっすぐ漕ぐのが難しい。パドルを持つ手を上下持ち替えて、左右を漕がねばならない。また、方向転換するのも難しい。スウィープ(パドルで円を描くようにパドルで水をかく)するたびに落ちた。インストラクターもあまり経験がないみたいで殆どろくに教えてくれなかった。ただ落ちたら、パドルよりまずボードに這い上がり安全を確保しその上でパドルを回収するように教わった。
でも、面白かった。
「川や海でやるともっと難しいだろうなあ」
「意外と奥が深いかも」
それが俺とSUPとの初めての出会いであった。
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