2016.5.2 (月) SUP Trip in Pattaya with Anek (パタヤ)
最近おもしろい取り組みをしている。何か欲しい物があったらその名前と金額を書いて給料日に入る1か月分の生活費の中からその金額を先に封筒に記載し、封をしておく。そして残りの金額で生活をする。そうすると自ずと無駄使いをしなくなるのだ。今月は本物Go Pro 購入資金として、THB16,000(5万円)をキープした。他に欲しいものは、両ポケット付のサーフパンツとMSR Reactor(バーナー)だ。あとBOSEのSound Link Mini 2 Bluetooth Speaker、海でビーチボーイズのKOKOMOを聞きたい。今月達成できたら、来月チャレンジしよう。CamelbakのMolokai(1.3万円)も欲しいのだが、日本でもタイでも品切れで売っていない。タイはそもそも輸入されていないのかも。日本ではそれだけSUPが人気と言うことだ。
【タイ人アネックとSUP】
今日は朝7:30に家を出てタイ人のAnekを近くのコンビニの前で拾い、Amara Watersportsのあるいつものビーチに向かった。Shojiは仕事でこれない。車の中で、YOUTUBEで見たSUPTVの番組で言っていたフレーズを思い出した。 “Put your paddle in the water before you pull”(パドルを引く前に水中に差し込め) “Pull with your paddle shaft vertical”(垂直にパドルを引け) というメッセージがなるほど、と納得できた。YOUTUBEで勉強することは、とても勉強になる。日本ではまだSUPに関する本が殆どなく、知っている限りではBLADESというSUPマガジン以外見たことがない。 2時間程でいつものビーチに到着し、いつものように、Helinoxのテーブルとチェアを組み立て、インフレータブルSUPを組み立てる。3分割パドルのジョイントの部分の2本あるネジの1本が無くなっていた。常にチェックしないと。Craigに言って手配してもらおう。とりあえずプラスドライバーで強めに締め、応急処置とする。 今日は無風で波もほとんどない。絶好のSUP日和だ。 Anekは2回目のSUPだ。Amara Watersportsでレンタルして乗っている。まだ、おっかなびっくりで膝の柔軟性が無く、棒立ちだ。俺は風、波の抵抗が無いためどんどん沖に漕ぎ出し気持ちいいひと時を過ごす。沖からビーチを見ると近くでマンションの工事をしている。どうりで今日の海はにごっていると思った。死んだ小魚が何匹か浮いているのも見た。発展途上の国は日本もそうだったように川や海の汚染に無関心だ。住民も感じているのだが、どう訴えてよいか、どこに苦情を言っていいかわからず、現状を受け入れるしかないのが現実だ。日本も同様に田舎へ行けばいくほど、自然は保たれている。
【ロシアのモデルとSUP】
ひとしきり漕いで、いつものように木陰で休憩していると、かわいらしいロシア系の女性が寄ってきて、Anekに何やら話しかけている。どうやらSUPをやりたいらしい。「1時間THB350でレンタルできるからショップに行けばいいよ」と話したのだが、今一通じていない。「OK。俺のSUPを使っていいよ。教えてあげる」と伝えると笑顔になった。Amara Watersportsのスタッフは運悪く近くにいなかったので、俺が即席のインストラクターとなった。まず、陸トレで基本的な立ち方、体重移動の仕方、パドルの持ち方、パドリングの仕方等を英語で話す。(ロシア人理解しているかなあ)片言の英語は理解できてるみたいだ。早速海に入り、トライ。ぶるぶる足が震えているが、バランス感覚がよさそうでパドリングし始めた。まだ、右と左を漕ぐときのパドルの持ち方がうまくいかない。何度も持ち方をそばについてアドバイスする。
【逆手でSUPを漕ぐアナスタシア】
だんだん慣れてきたようだ。近くで母親らしい女性が見守っている。だんだん慣れてきて自由にパドリングできるようになってきた。かなりセンスがある。しばらく自由に漕がせていると「ターンはどうやってすればいいの?」と質問が。俺が見本を見せるため彼女の乗っているボードに乗って実演する。「左に行きたいときは右にスイープ(弧を描く流れるような動き)を入れ、右に行きたいときは左にスイープを入れるように漕ぐ」そのとき、彼女から悲鳴が上がり、海の中でひっくり返っていた。リーシュコードが彼女の足につけたままだった。ごめんね。「名前は?」「アナスタシア」「どこから来たの?」「ロシアから。お母さんと2人で」「いつまでタイにいるの?」「もう今日の便で帰らないといけないの」と「あと10分やっていてもいいですか?」「いいよ、全然」本当に疲れをしらない。見た目は大学生ぐらいだが、高校生かも。普通5分~10分したら疲れて飽きるものだが、アナスタシアは飽きることなく、漕ぎまくっている。 俺は昨日YOUTUBEで覚えた言葉を使って彼女に教えた。 “Put your paddle in the water before you pull”(パドルを引く前に水中に差し込め) “Pull with your paddle shaft vertical”(垂直にパドルを引け) まだまだ、へたくそだが全然落ちない。それに疲れを知らない。ついには、” I Love it ! ” と叫んで漕いでいる。若さってすごいなあ。「ロシアでもSUPやれば!」“Oh Yes!” 俺のほうが疲れて木陰に戻り買って来たハイネケンビールをぐびぐび飲んだ。すっかり、ぬるくなっていた。アナスタシアはそのままほっとくとして、俺は久しぶりに水彩画で絵を描いた。人の少ないこのビーチの木陰が好きだ。気がつくとCraigが現れて、Slick-lineで子供と本気で遊んでいる。俺も仲間に入りやってみるがどうにも立てない。怪我しそうだ。
【Slick-lineで遊ぶ少年とCraig】
ビールを飲んで絵を描いていると、アナスタシアが母親とよってきて、「ありがとうございました。おいくらですか?」と。好意で自分のボードで教えてるのでお金は要りませんよ。と伝え、3人で記念撮影をした。アナスタシアはサングラスをかけると大人っぽい。写真をAnekがたくさん撮っていたので、WhatsAppのアプリのIDを交換し(ロシアではLINEでなくWhatsAppがはやっているらしい)さよならをした。 しかし、それだけでは終わらなかった。横で無料と聞いた、これもロシア人の母娘が寄ってきて「私たちにもSUPを教えて。」と。。。OKまとめて面倒見てやるぜ!今日はやたらロシア人にもてるなあ。結局ひさしぶりの絵は完成しなかった。
【ロシア人のアナスタシア、母親と記念撮影】
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