2016.10.21(金)~24(月) タオ島SUP TRIP

<1>DAY1 10月21日(金)3:30AM眠い。スワンナブーム空港6:00AM発サムイ行きの飛行機に乗るには、この時間におきなければならない。荷物は既に昨日の夜にまとめてあるので出発準備は直ぐだ。しかし、昨日10時頃寝しなに食べたカップヌードル(シーフード味)がおなかにもたれている。今日から3泊4日でサムイ島から60kmのところにあるタオ島へSUP TRIPに単独でいく。魚が多く珊瑚礁があり魚がたくさんいるタイでも別格なきれいな海のある島だ。SUPするのにまさに理想の島である。SUP,フィッシング、シュノーケリングを存分に楽しみたい。4:15AMにスワンナブーム空港に到着。家から空港まで車で45分だった。短パン、Tシャツで来たので空港のクーラーが冷えすぎて寒い。長袖が必要だった。チェックインカウンターにSUPバッグを預けて、「割れ物注意」のシールを貼ってくれと頼むと「これなんだ」と聞かれ、「インフレータブルのSUPだ」と説明したが、意味不明で理解されず。でも、シールは貼ってくれた。手荷物で水をバックパックに入れっぱなしにしてイミグレーションに行ったら、「水が入っている」と指摘される。よく忘れる。搭乗口まで歩いていくと、ベトナム航空のキャビンアテンダントが数名歩いておりみなれない制服が斬新で良かった。腹が減ったので、マックのポークチーズバーガーセットを食べた。久しぶりに食べると旨い。飛行機の窓から朝日が見える。直ぐに機内食が出た。失敗した。我慢しとけば良かった。腹いっぱいで食えない。あっという間、6:50AMにサムイ空港に到着。着陸するときに見た波はかなり穏やかそうだった。約50分しかかかっていない。何て近いのだ!空港を出たところでタオ島行きのバン(7:20発)、フェリー(8:00AM発)のチケットを合計THB700で販売していたので購入し、誘導されるがまま、バンに乗り込んだ。約30分ほどでシートラン港に到着。窓口で記名しシールをバッグに付けられフェリーに乗り込む。かなり大型で3階建てのカタマランタイプのジェットボートだった。20分程でパンガン島に到着。この島からたくさんの欧米人がバックパックを背負って乗り込んできた。50名以上いる。この島は、満月の晩ムーンパーティーが開かれオールナイトでビーチで騒ぎ倒すことで有名だ。乗船客を乗せると次はナンユアン島へ向かった。タオ島のより北西にあるが先にそこで乗客を下ろし、それからタオ島にもう一度引き返す航路みたいだ。100名ほどここで降りていった。すごく綺麗な細いビーチが2つの小島を結んでいる。入島料としてTHB100とられるが、綺麗に美しいビーチが守られている。しかし今日は風が強い。時期で言うとこの10月、11月がいちばん降水量が多い時期だ。10分程停泊し、タオ島へ。タオ島の西側の海は波が結構立っており、風がかなり強い。100名以上の人々が降り立った。殆どが欧米人でバックパックスタイルだ。 

【船でサムイ島からタオ島へ2時間】

やっとメーハートベイに着いた。まだ、10時だ。一日が有効に使える。とりあえず、帰りの時間を調べる。3日後の15:00の船に乗れば、帰りの飛行機に余裕で間に合うな。港周りはホテルやTAXIの客引きでごった返しているので、とりあえず人気のいないビーチまで歩くことにした。北上するとこの島最大のサイリービーチがある。そこまでSUPバッグを転がしながら歩いた。途中のセブンイレブンでコーラと水2本を購入。すぐにビーチが現れるだろうなと高を括っていたが、かなりの急勾配が何度も現れなかなかサイリービーチにたどり着かない。滝汗をかきながら、約30分ほど歩き続けるとビーチが見えた。水質はかなり透明で綺麗である。ちょっとした公園のようになっており、人もいない。準備するには丁度よい。早速荷物を防水バッグに詰め込み、SUPバッグを開きポンプで空気を入れる。軽快にポンピングを続ける。風が結構強く、波も穏やかではない。しかし、初めてのタオ島をSUP TRIPすることに、興奮している。珊瑚礁もたくさんあって、シュノーケリングだけでたくさんの魚が見られ、釣りでも刺身にできるでかい奴が釣れるかもと期待が膨らむ。かなり汗ばんできたので、Tシャツを脱ぎ捨ていろいろ妄想しながら、ガンガンポンピングを続けていると、突然「ボン!」と言う音とともにポンピングのハンドルが空気圧で飛び上がった。「まじか!」以前も同様なことが起こりポンプが壊れてしまった。いったんSUPの送風口の栓を閉め、ポンプをはずしチェックしてみた。ポンプの先端の送風口のプラスティックが割れており、本来中から押し出してくる空気を押し返す弁が壊れてしまい、これ以上空気を送り込めないようになってしまった。「まじか!」空気はまだ規定の圧力の50%程しか入っていない。これでは浮力が足りず、乗るとSUPの真ん中で撓んでしまい、荷物の重みでとても危険である。「まじか!」とりあえず、この空気圧で荷物を乗せずに漕いで見る。やはりSUPの上に海水がドンドン乗ってくる。つまりSUPが少し沈んでいるのだ。これでは到底タオ島一周などできない。危険だ。波も結構一定でなく風は相変わらず強い。 まずいことになった。こういうときのためのスペアの部品が必要だと痛感した。 

【ポンプが壊れ空気がほとんど入っていないSUP】

しかし、どうしようもない。荷物をSUPに乗せ行けるところまで行ってみよう。落ち込んだ自分を奮い立たせ、荷物をSUPの先端に括りつけ、GoProをセットし出発した。やはり、SUPの上に水が乗ってくる。SUPの浮力が足りずしなりがあり、パドリングしてもかなり不安定さを感じる。この自分の心情をあざ笑うかのような透き通った海、珊瑚礁、泳ぐ熱帯魚。ちくしょう。しかし、集中していないとSUPが不安定である。浮力ってとても大切だと痛感した。このまま進むのは無謀だと判断し、約1kmほど進んだところで、浜に上陸した。 そこで携帯を取り出しBooking.comのアプリサイトで一番近くて格安なホテルを探した。丁度上陸した近くに一泊THB400(1,200円)のドミトリーを発見。すぐさま、予約を入れSUPを浜辺にあるまだオープンしていないBARの入り口に置き、チェックインしにいく。6人部屋のドミトリーで、共有トイレ、シャワー、店先がなんと調理場になっており、店の女将さんが料理を作って、向かい側のテーブルと椅子がおいてあるスペースに座る人に料理を提供していた。道路を挟んだ向かいの食堂であった。そこの娘と思われる人物が俺をその食堂のテーブルに案内し、一泊400バーツ、デポジットは500バーツだと告げる。2個ついた首から提げるキーを渡された。一つは部屋の鍵、もう一つはセーフティーボックスの鍵だった。女将さんが炒飯を作っている軒先の2階に案内される。2段ベッドが3つ、6人が泊まれるようになっており、貴重品も収納できるようになっている。良く考えられている。 

【一泊目のドミトリー。シンプルだが使い易い。コンセントも備え付けのベッド】

しかし、俺のSUP TRIPはこれで終わった。何という結末だ。残念。 とりあえず、飲むしかないと思いビールを買いに出る。なんと、この安宿の斜め前がセブンイレブンであった。シンハビールを2本とスナックを買って、とりあえずビーチに出る。多くの白人が日向ぼっこをしたり、携帯をいじくったり、ペーパーバックを読んだりして皆自分のスタイルで思い思いのバカンスを楽しんでいる。俺も全てを忘れてとりあえず、ビールを飲んでこの綺麗なビーチを眺め、丁度良い温度の風を浴びてぼーっとして過ごす。しかし、こんな綺麗な島に来てSUPができないとは悔しすぎるので、浜においてあるSUPでサイリービーチを空気が半分しかないボードで何度もパドリングして1時間ほど過ごした。やはり空気が少ない為パドリングしづらい。安定性も欠く。かなりの範囲で珊瑚礁がいたるところにある。この島は珊瑚で囲まれている。ほとんどの観光客がダイビングをしにきている。部屋に戻りシャワーを浴びて一休みする。ちゃんと温水が出る。又各ベッドにはコンセントがあり形態が充電できるようになっており、カーテンもついている。狭いが一応ベランダもありそこでまたビールを飲んでまったりする。この島には「湯の郷-椰宮然(らくぜん)」という露天風呂(THB500~)があるとブログに載っていたので電話して聞いてみる。すると日本人の男性が電話に出て「しばらく温泉はやっていないんですよ」とのこと。不景気なのか。「日本食の居酒屋はやっております。」との事だったので、再度小一時間SUPをして、散歩がてら港に向かって歩いていった。携帯のGPSを使って探したがたどり着かない。そのうちに、日がくれザーッと大雨が降ってきた。店の軒先に非難したが小さい島なので坂の上から滝のように雨水が洪水のように流れてくる。15分程で止んだので再度1時間ほど歩き回ったが、結局見つからず。さんざんな一日だ。なんて日だ!結局宿屋の近くのレストランでカルボナーラとポテトをつまみにビールとジャックダニエル・ロックを飲んで帰って寝た。そしたら、6人部屋に一人だけそれも女性のエルザという女性がバックパックを背負って入ってきた。握手して一言挨拶したが、疲れておりそれ以上会話をすることもなくそのまま寝てしまった。 

【意外と快適なベランダ。昼飯もここで】


RIVER EXPLORER's SUP LIFE

マレーシア、タイでのSUP TRIP、 そして 日本でのSUP LIFE, OUTDOOR LIFEを 綴っていきます。

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