2016.11.5 <2>DAY2

なんと奇跡的にきっちり6時に起き、とりあえず若生と海を見に行った。昨日は結局二人はSUPできちんと立てることができなかったので今日の海況は大丈夫かとビーチに向かうと、おどろくべきことに、全くの凪状態だった。「おい、今が大チャンスだぞ!これならお前らでも立てる!」と部屋に戻り爆睡の柳井田をたたき起こした。朝飯用に持参した「サッポロ一番塩ラーメン」を作らず、食後のコーヒーに目もくれず、歯を磨き、出発の準備をした。二人は恐る恐る海にSUPを腹ばいで滑らした。そして慎重に立ち上がった。波は全く無い為二人とも立つことができた。「よし。これなら今日は島の南端までいけるだろう。」俺も防水ウォークマンをBLUETOOTH CONNECTEDにし、携帯のYOU TUBEを山下達郎メドレーにセットしSUPを走らせた。朝日のきらめく海面が眩しく光り、二人の姿がシルエットに輝いている。

山下達郎の懐かしい曲と朝日のまばゆい海面と心地よいSUPのパドリングのリズムがマッチし、なんともいえない心地よい風を感じながら軽快にSUPは海面を走っていく。二人も気持ちよくパドリングしている。今日はサメット島の南端まで行く。まだ、朝早く海は凪で荷物も無いので軽快に走り出す。とてもすがすがしく気持ちが良い。ワイ湾が直ぐ現れ、ビーチ沿いを軽快にクルージングしていく。キウナーノック湾を超え、最南端にあるカランビーチに到着。そこをぐるりと回ってキウナナイ湾に行きたかったが、岬を回ったところで強風と波が襲ってきた。島の西側はビーチなど無く絶壁だ。これ以上進むとやつらは無理だなと諦め、二人が現れるのを待った。遠くに最南端の小島、チャン島を眺めていた。あそこまで30分か1時間でいけそうだな。そのうちに二人がSUPにまたがり昨日と同じようにSOP(Sit On Paddle)で現れた。「きましたねー。」「良く来れたなあ。海が味方してくれたんだ。」やはり早起きは3文の得だ。

ここまで約50分で来た。今日もダウンウインドだった。方向を代えホテルに引き返した。帰りも1時間程で戻ることができた。南端の海は透明度といい、珊瑚礁といいすばらしい海が広がっていた。サメット島半周成功を祝い、食堂でシンハビールを飲んで乾杯した。「釣りもしたし、いか刺しもくったし、エビ刺しも食べたし、予定通り半周できたし、雨も降らず最高のSUP TRIPやったなあ。」と喜びを分かち合った。しかし若生が「俺昨日食った何かに当たったみたいですう。腹痛いですう。」と。腹痛の若生はお粥を注文し柳井田は朝からグリーンカレーを注文した(余りの旨さにグリーンカレーをたくさん土産に買っていった)。朝食後柳井田とプライベートビーチでシュノーケリングで海に潜るとたくさんの熱帯魚が珊瑚礁の周りで泳いでいた。とてもリラックスでき最高のひと時を過ごす事ができた。次回は是非一周したい。SUPを片付けチェックアウトし、頼んでおいたTAXIに11時40分頃乗りこみナダン桟橋へ向かった。道は舗装されておらずがたがた道を揺られながら15分程で到着。腹痛若生はもだえ苦しんでいる。帰りの船(12:00pm発)に乗り、バンペー港へ向かった。1泊2日のサメット島SUP TRIPはあっというまに幕を迎えた。その後若生は俺の持ってきた胃薬及び正露丸でなんとか凌いで夜中の0時40分スワンナブーム発中部国際空港行きのJALで帰国の途に着いた。後輩よ、楽しいひと時をありがとう。又行こう。若生、生エビの食べすぎには注意や。

日本帰国後、若生からLINEが届いた。 

「病院行ったらウイルス性の腸炎でした。」 

RIVER EXPLORER's SUP LIFE

マレーシア、タイでのSUP TRIP、 そして 日本でのSUP LIFE, OUTDOOR LIFEを 綴っていきます。

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