2017.9.30(土)~10.1(日)浮島~三四郎島へ with水野
先週末長野の菅平でラグビーの大会があった。俺は埼玉の武惑ラグビー部に入っており、埼玉メンバーとして1泊2日の大会に参加し、試合で1トライを挙げたが、その代償として右脇腹の肋軟骨骨折(たぶんヒビが入ったらしい)の負傷を負ってしまった。この怪我は日にち薬なので安静にするしかない。とりあえず1週間たてばなんとか、SUPでパドリングはできるぐらいに回復するだろうと安静にしていた。土曜の朝目覚めたが、相変わらず痛い。ベッドで右向きに寝返りが打てない。当初キャンプをする予定だったがこの痛さでは、キャンプの準備、生活がかなりきついだろうと水野にメールし宿の予約を依頼した。当初浦和駅6:34発の列車を予定していたが、支度に手間取り7:47分発三島10:19着の電車に飛び乗った。なんとか途中で座ることが出来、2時間の間俺の大好きな読書タイムとなった。今回は「102歳のロビンソン・クルーソー」(渡久地 政瀧 著 マキノ出版)を読みながら、三島に向かった。妻に先立たれ90歳から料理を始め、半農半漁の生活を未だに続けているとい現代のロビンソン・クルーソーの話だ。実に興味深い。俺も将来伊豆あたりでそういう生活をしてみたい。春から秋まで伊豆で半農半漁の生活をし、冬はタイかマレーシアの南国でSUPを楽しむ生活をしてみたい。
三島に着くと既に水野は車で駅前に到着しており、さっそく乗り込んだ。いつものように俺が以前プレゼントしたポロシャツで現れた。車をいつものように走らせたところで、途中コーヒーが飲みたくなり、コンビニに寄ってもらう。車を降りて100円Sサイズのコーヒーを買って車に戻ろうとしたところに綺麗な川が道路沿いに流れている。これはもしかして有名な桜川か?と見に行くと水深は浅いが透き通った川がゆらゆらと流れ、その流れを遡上するまるまると太った数匹のカモがせわしなく浮かんでいた。こんな駅前にこんなきれいな川が流れているところも珍しいなと感動した。以前はカヤックにはまっており、しょっちゅう川に行っていたが今は海にハマっている。いつも立ち寄るスーパーに寄り、早めの昼食を取る。いつもの「寿がき屋ラーメン」320円。水野は曰く「ラーメンの中でこのラーメンが一番うまい!」と。それと、三島名物「名物いなり」240円を購入。たれがかかっており旨い。夜の晩酌用に、ビール6本と芋焼酎を購入。一路浮島海岸へ。
【大好き。中部地方限定!寿がきやラーメン】
【三島の名物いなり】
海に近づくにつれ天気が良くなっていくのが車の車窓からよくわかる。窓を開けると暑いくらいの風が頬を撫でる。1時間程で海に着いた。無料駐車場は8割方埋まっており、海へエントリーしやすい一番右の奥に車を止める。左横もスペースが空いておりちょうどSUPをふくらますのにうってつけのスペースだ。今日は脇腹がまだ痛むので全てポンピングは水野さんに任せた。今日は浮島海岸から出発し、伝兵衛島、中ノ島、沖の瀬島、高島の4島いわゆる「三四郎島」一周を目指す。見方により3つに見えたり、4つに見えたりするので三四郎島と呼ばれているらしい。水野にとっては初めての長距離ツーリングとなる。彼は、まだまだSUPよりシュノーケリングが大好きなようで今回は新しいシュノーケリング道具を調達した。素手で魚を捕まえる気でいる。しかし、明日から10月なのに裸で潜るらしい。大丈夫か??浮島海岸を出て、左の断崖絶壁の岩場の間に空いた洞窟の通り道を抜け一路三四郎島へ出発。やはりパドリングすると俺の右脇腹が痛む。しかし気になるほどではない。なんとか無理をせず、だましだまし、パドリングをする。洞窟を抜けるとうねりとランダムな三角波が襲ってきた。何度か落ちそうになるが堪えてパドリングを続ける。右からの風があるため、左を10回漕いで、右を3回漕ぐとちょうどSUPは真っ直ぐ進む。海の色がどす黒く深い色になってきた。だんだん三四郎島が近づいてきた。約18分で到着。水野は未だ真ん中あたりをがんばってパドリングしている。でもなんとか果敢にチャレンジしている姿は頼もしい限りだ。
【Apple Watch Series 2で取ったSUP TRIPの軌跡】
遅れること10分でようやく水野も三四郎島に到着した。何度か沈したみたいだがよくついてきたものだ。まだ、SUPを初めて5回もやっていない。「潜っていいか!」と早速シュノーケリングする気満々だ。「ちょっと待てよ!まだ、今回目的の三四郎島を一周してない。まず回ろう。」と、反時計回りで島を回った。やはり、遮るもののない外界に出ると波がうねりをともない襲ってくる。また、この島々は干満の差で本土とつながり、歩いて渡れるようになる。よって、水深が浅い。よって波が場所により急激に変わる。案の定、水野がバランスを崩し前方につけていたGoProに激突し、GoProもろとも海に沈。しばらくもがいて海に顔を出した。その時の海中の様子が落ちたGoProにくっきりと映し出されていた。GoProは伸縮ロープでつなげていたので問題なく回収できた。SUP中の荷物はすべてひもでくくりつけている。落ちるのが当然という考えからだ。帽子、サングラス、GoPro, 防水カメラなど。
【水野が沈しその瞬間をGo Proが捉えた奇跡の一枚】
三四郎島を一周し右手を見るとそこはもう堂ヶ島だ。遊覧船が走っている。複雑なリアス式海岸と点在する小さな島々を縫うように進んで、神秘の洞窟へ「天窓洞」(天然記念物に指定されている)へ向かうツアーが人気らしい。大人1,200円、子供600円で8:15~16:30まで営業、およそ15分間隔で出ているとのこと。所要時間20分程度。今度遊覧船が走っていない時間帯で一度SUPで見に行きたいものだ。この西伊豆は洞窟の多い奇岩に富んだ海岸線の絶景が続いている。海の綺麗さと岩肌の小島の風景が他では味わえない景色を作り出している。それを横目で見ながら、海岸線をSUPでのんびり、脇腹の痛みを堪えつつパドリングしていく。かなり遅れて水野もなんとかついてきている。
西伊豆はSUPでしか味わえない景観を堪能できる。至福のひとときだ。このままどこまでも漕いでいきたい。
【浮島海岸の火山隆起の間をSUPで漕ぐ】
【SUP1艇分通れる洞窟を漕ぐ】
【楽しげな水野】
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