2017.11.3(金)~4(土)狩野川SUP TRIP(with水野)
2週連続で週末台風が日本列島を襲い、雨でSUPに行けない日が続いていた。やっと今週末の3連休は天気とのこと。よし、伊豆にSUP TRIPだ、と水野に早速連絡取ると土曜日は三島で早朝からゴルフがあるとのこと。では今週末は伊豆の海では一泊できないなあと考え倦んでいた。何気にネットで三島周辺の地図を見ていると、狩野川(かのがわ)という川がある。調べてみると日本で唯一川を下りながら富士山が前方に見ることが出来る川らしい。ほう、行ってみたいな。水量も三島から出ている伊豆箱根駿豆線の伊豆長岡駅、韮山駅近くにあるさくら公園辺りからだと水量も豊富でSUPでも下れそうだ。早速、水野に打診し週末、金土で行くこととなった。
今回は、久しぶりのキャンプ泊のためSUPバッグのほかに、一人用テント、寝袋、バーナー等をグレゴリーのバックパックに詰めた。夜は土鍋でちゃんこ鍋をやる予定で水野に土鍋、お玉、菜箸を依頼。俺はMSRのドラゴンフライのバーナーと225mlのボトルにガソリンを詰めた。天気は良いとはいえ完全に冬服の装備のため衣服がかさばる。朝6:34の浦和発の電車に乗るため、朝6時に起きた。なんだかんだしているうちに時間が無くなり、急いで家を出て、電車に飛び乗った。しかし電車は目的地と反対方向へ走りだした。しまった、逆の電車に飛び乗ってしまった。しょうがなく次の駅で下車し今度は正しい電車に乗り換えた。ほっとしたのもつかの間、上野駅止まりの電車だったため、再度上野駅で乗り換え。荷物が重いので極力乗換えはしたくない。調子が悪いな。上野から熱海行きの列車に乗り換え、座って服部文祥の「ツンドラ・サバイバル」を読みながら冬季のキャンプ日誌を読み、気持ちを同化させる。この5年間、マレーシア、タイと南国で暮らしてきたため寒さにめっぽう弱くなってしまった。とにかく荷物は最小限にしたい。使わない、余分な荷物を持つことを極端に嫌う。Simple is best.熱海で電車を乗換え、三島に到着。水野は30分程遅れるとのこと。天気は最高に良い。Tシャツ一枚で大丈夫だ。やはり伊豆は暖かいなあ。将来、海の近くで野菜を育てながら自宅に温泉を引き込み暮らしたい。待っている間に、コンビニでビールとナッツを購入し朝から一杯グビッと冷えたやつをいただく。うーたまらん。日当たりのよい駅前のベンチでビールを飲みつつ本を読む。そうこうしていると水野到着。「おーお待たせ!」サングラス姿で水野到着。スバルレガシーに荷物を積み込み出発地点の伊豆長岡駅に向かった。窓全開でも暖かい。意外と近く20分程で到着しとりあえず狩野川を見に行く。するとRiver Supperがすでに2名で川を上っているではないか。「おーやってるぞ!」と、水野。やはり、ここにもSUPをやる人間がいたんだ。川用の重装備をして練習している。さらに上流には、たくさんの人々がSUPをやっていた。ツーリングではなくスポットでRiver SUPの練習をやっているようだった。早速さくら公園で準備をし、下り始める。俺も水野もRiver SUPは初めてだった。俺はカヌーやラフティングでは何度も下っていたが、水野は俺と学生時代に四万十川で下って以来だったので、「うおー最高に気持ちいい!」「すげー目の前富士山や!」と大騒ぎである。当然狩野川には俺たち以外は誰もおらず、ただ大勢の水鳥が俺たちのSUPに驚き飛び発っていくのみだ。
「腹減ったわ!飯食おう!」と水野。最初、どこか岸辺に上がって昼食を取る予定だったが、あまりにも穏やかな流れなので川に流されながら、昼をとることにした。水野は幕の内弁当、俺はかつ丼だ。「旨そうやなあ。俺もかつ丼にすればよかった。」と水野。川の上、富士山を見ながらビールで乾杯!グビグビーぷはー!最高のランチだ。この世で一番のレストランだろう。
【最高の笑顔で飲むビール】
【最高の天気の中を富士山に向かって】
【トンビと水野とSUPと】
【狩野川を下りながら見る富士山】
川はのんびりと蛇行しながら、富士山が見えたり、見えなかったり、2時間15分の旅を続けた。途中1か所カーブで2名のアユ釣り師がいたが、問題なく漕ぎ下れた。やばい瀬では座って漕げば問題ない。小さな三角波が襲ってきたが問題ない。携帯のGoogle MAPで現在地を確認し沼津駅に近い川岸で上陸。SUPバッグを忘れてきたが、SUPをロープで丸め、沼津駅から三島で乗り換え韮山で下車。そこから20分程歩き出発地点に到着。するとそこにはたくさんの車が止まっていた。聞くところによると夜中に刺し網を川に入れて落ちアユを取るとのこと(密漁らしい)。夕飯の買い出しを済ませ、そのスーパーの店員に教えてもらった近くの銭湯へ向かう。共同湯「あやめ湯」300円朝6時から夜8時まで営業。天然かけ流しの温泉で無味無臭。すごく湯温が高く、芯まで温まった。昔は部落ごとに共同湯があったそうだが、今はほとんど残っていないとのこと。バブルのころは別荘がたくさん立っていたそうだが、今は中伊豆の修善寺辺りで900万円ぐらいで別荘が買え、農地も管理できるものがいないのでタダで貸してくれる、とのこと。将来伊豆で暮らせば、海、山の幸、野菜を作って温暖な街で暮らせるなあ。今度真剣に中伊豆辺りを調べてみよう。
【あやめ湯は最高に温まった。無味無臭】
いい湯をいただき、狩野川の河川敷に行き、テントを立てMSRのドラゴンフライに火をつけ、水野の持ってきた土鍋でちゃんこ鍋を作る。
その脇で先週、先々週と来た台風で運ばれた流木の山から木を抜出し焚火で再度乾杯。空には満月と星空が見える。
久しぶりのキャンプ。
鍋に投入した国産豚がすこぶるうまかった。
地酒とワインで腹いっぱいだ。
夕方6時頃から12時まで焚火をしていた。
水野は車で俺はテントで就寝。
案の定の寝る前の読書も1ページで睡魔に襲われ、朝まで暖かく熟睡できた。
水野は車の中が寒かったらしい。枯草の上に張ったテントは床がフカフカでフランスベットの様。
久しぶりのテント泊最高だった。
やはり、焚火とテントはいい。
明日も天気がいい。
楽しみだ。
【この後ボンベに引火しポンプ破損】
【焚火はテレビより面白い】
【GORE-LIGHT 2000 もう使いだして18年目だ】
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